今月の臨床 不妊治療—ここが聞きたい
男性不妊
4.AIHは妊娠しなければ何回で打ち切るか?
都竹 理
1
1都竹産婦人科
pp.1413
発行日 1996年11月10日
Published Date 1996/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902730
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筆者は本特集「AIHの際に排卵促進を行うほうがよいのか?」の項(1407ページ)で述べた「AIHを成功させるために必要な3条件」をできるだけ満足させる方法でAIHを行っている.
すなわち,GnRHアゴニストを点鼻のうえ,HMGまたはFSHの注射を行って卵巣を刺激し,首席卵胞が20〜22mmに達した時点でHCG(5,000単位)に切り替え,HCG注射後36時間目にAIHを行っている.またAIH当日は夫も来院してもらい,可能ならば精液を2回続けて採取し,2回分まとめて濃縮してAIHに供している.このような方法で行ったAIHの治療成績を以下に述べる.
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