今月の臨床 婦人科腫瘍境界悪性—最近の知見と取り扱いの実際
取り扱い方針について
1-2.子宮頸部境界悪性病変—経過観察か,蒸散か,円錐切除(コニゼーション)か,全摘か
上坊 敏子
1
,
脇田 邦夫
1
,
蔵本 博行
1
1北里大学医学部産婦人科
pp.1027-1029
発行日 1996年8月10日
Published Date 1996/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902621
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子宮頸部境界悪性病変とは,前癌病変である異形成およびCISと考えられよう.いずれも子宮頸部の上皮内に限局する病変であり,若年症例が多いことから,子宮を温存した治療が選択される頻度が高い.そこで自験例を用いて各疾患の経過観察の成績,治療法の選択について考察する.
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