今月の臨床 産婦人科とウイルス感染
分娩と授乳
2.B型肝炎ウイルス(HBV)
池田 和則
1
,
岡嶋 祐子
2
,
稲葉 憲之
3
1小見川総合病院産婦人科
2千葉大学医学部産婦人科
3獨協医科大学産婦人科
pp.278-280
発行日 1996年3月10日
Published Date 1996/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902444
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1995年4月1日より厚生省B型肝炎母子感染防止対策事業は健康保険適用となり,妊娠初期のHBs抗原検査は公費負担であるが,それ以降のHBs抗原陽性妊婦に対する対応は各医療施設にまかされることになった.具体的にはHBe抗原陰性妊婦に対する対応が従来とは異なるだろう.本稿はB型肝炎母子感染を防止するための実地臨床家への指針を示すことをめざした.
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