原著
子宮内膜癌l期症例に対するホルモン補充療法
安田 雅弘
1
,
倉林 工
2
,
八幡 哲郎
2
,
本多 晃
2
,
東條 義弥
2
,
山本 泰明
2
,
児玉 省二
2
,
田中 憲一
2
1小千谷総合病院産婦人科
2新潟大学医学部産婦人科
pp.1671-1674
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902368
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新潟大学医学部附属病院産婦人科にて1981年1月から1993年6月までの12年6か月の間に手術により両側卵巣摘出を行った子宮内膜癌126例のうち1期の症例81例につきホルモン補充療法(hormone replacement therapy;HRT)施行の有無で2群に分け両群を比較検討した.
1.HRTは5例(6.2%)に施行され,HRT開始は術後平均2.2か月,HRT施行期間は平均32.8か月であった.HRTは結合型エストロゲン(0.625mg/日)を24日間,酢酸メドロキシプロゲステロン(5mg/日)を後半の10日間投与し4日間休薬する周期的投与法を行った.
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