産婦人科クリニカルテクニック ワンポイントレッスン
7日間固定卵胞刺激法によるART
久保 春海
1
,
安部 裕司
1
1東邦大学
pp.642
発行日 1995年5月10日
Published Date 1995/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902132
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近年,補助生殖医療(ART)の普及にともない,一般病院でも実施が可能になってきた.しかしながら,手技の煩雑さ,採卵タイミングの問題,施設の点などで二の足を踏まれる所も多い.手技,施設の面はさておき,今回は採卵タイミングがいつ来るか分からないので,いつもIVFのために待機していなければならない,とお考えの諸兄に簡単に出来て,しかも妊娠率の低下しない卵胞刺激法を伝授いたしましょう.
われわれは5年前より,ARTに固定化卵胞刺激法(7日間刺激法)を取り入れることにより,採卵日を事前に決定し,しかも通常の方法と変わらぬ成績を収めることを可能にした.これにより,ARTのスケジュールを一般診療行為の間に,計画的に実施することが出来,省力化に大いに役立っている.
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