今月の臨床 多胎—いま何が問題か
新生児
21.多胎妊娠と児奇形
兼子 和彦
1
,
竹内 正人
1
1葛飾赤十字病院
pp.1501-1503
発行日 1994年12月10日
Published Date 1994/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901994
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多胎妊娠における先天奇形の発生は,単胎妊娠に比べ心血管系や消化器系奇形など2倍以上の頻度1)が示されている.
最近の胎児診断法の進歩は,パルス・カラードプラ法に至る超音波診断法の進展に伴い,羊水診断や胎児採血などの発達も加わり,胎児の形態,機能面の解析は進み,他方遺伝子の検索の展開2,3)と相まって多胎児形態異常の把握に関してもその管理面への課題を提供してきている.
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