今月の臨床 多胎—いま何が問題か
新生児
20.同一胎齢の単胎児との成育予後の差
小沢 愉理
1
,
宇賀 直樹
1
1東邦大学医学部新生児学
pp.1498-1500
発行日 1994年12月10日
Published Date 1994/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901993
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多胎児と単胎児の脳性麻痺の比較
多胎で出生した児は単胎児よりも脳性麻痺,発育発達異常をきたす率が高いと報告されている.
多胎の多くは双胎であるが,近年の体外受精の進歩により三(品)胎以上の児も多くなり,また双胎で出生する率も年々増加している.多胎妊娠での分娩そのものが児に影響を及ぼしていることも明らかであるが,多胎妊娠は早期産になりやすく低出生体重児であるがゆえの合併症が原因で,予後を不良にしていることも十分考えられる.
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