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Rinsho Kensa Volume 35, Issue 6 （June 1991）

臨床検査 35巻6号（1991年6月発行）

Japanese English

資料

同一検体を用いて測定した3種の自動血球計数機の差について Inter Instrumental Differences of CBC Values among Three Kind of Fully Automated Blood Cell Counters 堀田勝弘 ¹ , 藤崎智 ² , 和田高司 ² , 菊地常昭 ³ , 田窪孝行 ⁴ , 巽典之 ⁵ Katsuhiro HORITA ¹ , Satoshi FUZISAKI ² , Takashi WADA ² , Tsuneaki KIKUCHI ³ , Takayuki TAKUBO ⁴ , Noriyuki TATSUMI ⁵ ¹京都医科学研究所 ²京都民医連中央病院 ³大阪医科大学附属病院中央検査部 ⁴大阪医科大学病態検査学教室 ⁵大阪市立大学医学部臨床検査医学教室 ¹Kyoto Medical Science Labortory Incorporation ²Kyoto Miniren Central Hospital ³Clinical Laboratory, Osaka Medical College Hospital ⁴Department of Clinical Pathology, Osaka Medical College ⁵Department of Clinical and Laboratory Medicine, Osaka City University Medical School キーワード：自動血球計数機 , 血球計数値差 , STKR , E-4000 , THMS H-1 Keyword: 自動血球計数機 , 血球計数値差 , STKR , E-4000 , THMS H-1 pp.667-671

発行日 1991年6月15日 Published Date 1991/6/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900630

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Abstract 文献概要
1ページ目 Look Inside

　最近の自動血球計数機の進歩は著しく，特に，再現性については血小板を除いて極に達したと思える程である．しかし，異種の自動血球計数機間では項目により機種間差があり，施設問のデータ比較に差が生じる．そこで，わが国でよく使用されているメーカの異なる代表的な全自動血球計数機（STKR，E-4000，THMS H-1）の3機種を選び機種間差を調査した．同時に2年間のCollege of American Pathologists（CAPと略す）のサーベイ結果も集計し，参考値として比較に用いた．Ht，Hb，MCV，MCHCでは機種間差を認めなかったが，WBCではキャリブレーションに起因する比例系統誤差を，RBCではシュレッシュホールドレベルに起因する一定系統誤差を認めた．関係機関においては機種間差をなくすための，各機種に共通の標準化を望む．