原著
日本人女性のライフスタイルと閉経後の骨密度減少に関する検討—関西地区におけるアンケート調査結果
後山 尚久
1
,
池田 篤
1
,
岡村 信介
1
,
植木 実
1
,
杉本 修
1
1大阪医科大学産婦人科
pp.1411-1416
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901969
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閉経後女性の3〜4割が65歳までに治療を必要とする骨密度減少をきたすとされる.今回,学童期からの生活習慣と骨密度減少との関連を検討するため,閉経女性106例(53.9±3.6歳)を対象としたアンケート調査を実施し,DEXAによる骨密度(L2-4BMD)測定値別に比較した.
BMD:0.92g/cm2未満の骨密度減少群(B群:全体の39.6%)では学童期〜10歳代での牛乳の摂取率や定期的な運動習慣の比率が有意(P<0.01)に低く,戸外で過ごす時間が長かったとする回答率もBMD:0.86g/cm2未満の骨密度減少群(C群)で最も低かった.
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