今月の臨床 骨盤位マニュアル
妊娠中の管理
7.針灸療法は有効か
相羽 早百合
1
,
大平 篤
2
1至誠会第二病院産婦人科
2東京女子医科大学産婦人科
pp.620-621
発行日 1994年5月10日
Published Date 1994/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901735
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骨盤位分娩は頭位分娩に比較して,胎児仮死や難産などのリスクが高く,最近では帝王切開となるケースも多くなっている.できうるならば分娩までに骨盤位が矯正できるにこしたことはない.そこで当科では従来より行われている胸膝位による自己回転促進法に加え,侵襲が少ないと考えられる温灸による至陰穴刺激を施行し自己回転促進法を行った結果,胸膝位のみによる方法と比べ有意の好結果が得られたので報告する.
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