今月の臨床 不妊の原因を探る
動向
4.オフィスクリニックでの不妊症検査
都竹 理
1
Osamu Tuzuku
1
1都竹産婦人科医院
pp.1162-1163
発行日 1993年10月10日
Published Date 1993/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901464
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最近,分娩取扱いをやめた医院,あるいは新たにビルで開業を初めたオフィスクリニックの中には不妊治療を行うことを目指しているところが多い。そこでオフィスクリニックで不妊治療を行う場合,どのような検査を,いつ行うかについてできるだけ具体的に述べてみたい。
ところで,大学病院であろうと開業医であろうと不妊治療を行う場合,心すべき重要なことが5点あると筆者は考える。すなわち,1)受胎可能な夫婦のほとんどは2年以内に妊娠する。逆に2年たっても妊娠しない場合,夫婦のいずれか,または双方に異常があると考えなければならない。この場合,漫然と時を過ごさず積極的に検査や治療を行うことが重要である。
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