講座 コンピュータの使い方・3
病院管理,オフィス・オートメーション
三宅 浩之
1
Hiroshi Miyake
1
1関東逓信病院付属医用情報研究所・電子応用医学研究部
pp.1701-1705
発行日 1982年9月10日
Published Date 1982/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217939
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前回は病院へのコンピュータ・システム導入の第一歩として,患者登録から診療データ入力による医事業務システムについて解説したが,今回はそれらのデータを中心に,さらに病医院の中で利用活用することを目的とする病院管理から診療への応用について考えてみることにしよう.
医事業務システムが,診療料金計算のように患者さんの目の前ですぐに計算するオンライン・リアルタイムの即時処理と,1カ月に1回データを整理してまとめて作成するレセプトのようなバッチ一括処理があるように,蓄積データの利用でもオンライン・リアルタイムが必要な処理と,必要なときに一括処理ですむものがある.前回にコンピュータの機能とプログラムの性格を説明したので,この2種の処理で対応方式が違うであろうということはおわかりいただけたと思うが,今回はこのような処理時間を考えながら話を進めてゆくことにしよう.
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