今月の臨床 外陰の診かた
疾患のポイントと私の治療法
22.外陰ジストロフィー
上田 外幸
1
Gaiko Ueda
1
1大阪大学医学部産婦人科
pp.748-749
発行日 1993年6月10日
Published Date 1993/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901342
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外陰ジストロフィー1,2)は外陰皮膚・粘膜の非腫瘍性上皮性病変で,古くは白斑症leukoplakia,白斑性外陰炎leukoplakic vulvitis,硬化性萎縮性苔癬lichen sclerosus et atrophicus,外陰萎縮症kraurosis vulvae,原発性萎縮症primary atrophy,硬化性皮膚疾患sclerotic dermatosis,萎縮性および増殖性外陰炎atrophic and hyperplastic vulvitisなどの名称で呼ばれたものである。これら混乱した用語の国際的統一をめざした分類が国際外陰疾患研究会International Society for the Study ofVulvar Disease(ISSVD)の第2回国際集会において採択され,命名委員会により1976年に公表された(表1「A」)。
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