今月の臨床 外陰の診かた
先天異常
4.出生時における新生児の外陰のみかた
島田 信宏
1
Nobuhiro Shimada
1
1北里大学医学部産婦人科
pp.695-697
発行日 1993年6月10日
Published Date 1993/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901324
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新生児の外陰・会陰部のみかた
出生時にはすべての新生児について,奇形をはじめとする多くの疾患や異常が外陰・会陰部にあるかどうかをよく診察することが日常の習慣になっている。というのも,新生児の外陰・会陰部は多くの奇形や異常が発見される部位である理由による。したがって,ただ視診で観察するということだけでなく,外陰・会陰部は観察者の手指でよく押し開いてみることがたいせつである。
つぎに,新生児の外陰・会陰部にはどんな奇形とされる疾患やその他の異常があるかということを,観察者が知っていなくてはならない。
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