疾患の病態と治療 先天性胎児・新生児異常
一般新生児症候論
島田 信宏
1
Nobuhiro Shimada
1
1北里大学医学部産婦人科学
pp.805-808
発行日 1976年10月10日
Published Date 1976/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205488
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Ⅰ.新生児における症候論の特異性
1)新生児は言語において種々の症状を主張することがないので,新生児が示す症候を私達管理者が発見してやらなくてはならないこと。
2)新生児が示すある種の症候には,一つの疾患にのみ特異的に出現するという疾患との非常に密接な関連性を有するものもあるが,多くの症候は一つの疾患との特異的な関連性を示さない。たとえば,けいれんを起こしても,そのタイプによって一つの疾患は診断できないということ。
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