今月の臨床 産科外来検診マニュアル
妊娠初期
11.多胎妊娠
関 守利
1
,
竹内 巧
1
,
田村 仁
1
,
伊吹 令人
1
Moritoshi Seki
1
1群馬大学医学部周産母子センター
pp.490-493
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901266
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近年,多胎の発生率は排卵誘発剤,assistedreproductive technology1),母体の高齢化,環境因子の変化などにより増加し,品胎(三胎),要胎(四胎),周胎(五胎)妊娠も見られるようになってきた。
多胎妊娠は単胎妊娠と比較して早産,低体重児,仮死分娩などの合併が多く,周産期死亡や奇形の合併率が高いなどハイリスク妊娠の代表的疾患である。妊娠初期に診断することはその後の妊娠管理を行っていく上で重要である。
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