今月の臨床 子宮外妊娠—up to date
鑑別とFollow upのポイント
16.診断の困難な子宮外妊娠
荒木 重雄
1
,
玉田 太朗
1
Shigeo Araki
1
,
Taro Tamada
1
1自治医科大学産婦人科
pp.388-390
発行日 1993年4月10日
Published Date 1993/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901240
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
最近の診断技術の進歩により,子宮外妊娠(外妊)の診断は早期に,また正確にできるようになった1-4)。しかし,ときに判定にてこずり確定診断ができない場合もある。患者のためにできるだけ外科的侵襲を避けたいという産婦人科医の考えが,適切な判断を遅れさせることもある。本稿においては私ども過去15年間に実際に経験した,外妊の臨床統計を基に,診断に難渋した症例の背景と臨床上の問題点を述べてみたい。
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.