症例
月経時使用したタンポン挿入器により子宮腟部に切創を生じた1例
星野 広利
1
Hrotoshi Hoshino
1
1星野産婦人科医院
pp.321-322
発行日 1993年3月10日
Published Date 1993/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901221
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過多月経と思い経過をみていた患者が,多量の持続出血と貧血症状の発現で来院し,子宮腟部に切創を発見し縫合止血した症例の報告である。切創はタンポン挿入器の弁状構造の先端部で,子宮腟部に切創が生じたことが原因と考えられた。
いわゆる生理用品の中で医薬品として,多量に市販されているタンポンには,挿入器付き形式のものがある。器共の先端の形状の安全性,理解しやすい使用説明書が必要と思う。
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