今月の臨床 漢方薬—西洋医薬との使い分け
更年期,閉経後期
25.腰痛,肩こり
関 直樹
1
Naoki Seki
1
1東京都多摩老人医療センターリハビリテーション科
pp.1476-1477
発行日 1992年12月10日
Published Date 1992/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901125
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腰痛や肩こりの原因が特別器質的なものではなく,手術や特殊な治療などが必要でない場合,薬物療法の対象になる。
西洋薬による治療法では,腰痛には非ステロイド性抗炎症剤が,肩こりには筋弛緩剤が,それぞれ主になる。しかし,なかには消化器障害,発疹などの副作用のため継続が不可能なものがあったり,また,他科の疾患ですでに種々の薬物を服用しているものや,西洋医薬に心理的に抵抗を示すものも少なくなく,そういう方に西洋薬を処方するのには躊躇せざるをえない。
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