今月の臨床 男性不妊をどうする
AIHの工夫
3.精液性状からみたAIHの限界
己斐 秀豊
1
1己斐産婦人科
pp.1180-1182
発行日 1997年11月10日
Published Date 1997/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903084
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AIH(配偶者間人工授精)が不妊臨床で果たす役割は小さくないが,それなりの限界があり,見切り時がポイントとなる.筆者に与えられたテーマは精液性状からの判断であるが,この場合,採取されたあるいは採取後増強されたサンプルの見かけの性状のみでなく,当該精子の女性性管内での動的機能,卵管内での受精能獲得の一断面について,HIT(子宮鏡下卵管内精子注入法)施行例で得られた最近の成績から論じてみたい.
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