今月の臨床 胎児治療—どこまで可能か
疾患と治療
18.閉鎖性尿路疾患
西島 正博
1
,
天野 完
1
Masahiro Nishijima
1
,
Kan Amano
1
1北里大学医学部産婦人科
pp.318-319
発行日 1992年3月10日
Published Date 1992/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900780
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閉鎖性の尿路疾患では,閉鎖の部位・程度・時期によって児の予後は異なる。胎生早期の閉鎖によって腎異形成を伴う水腎症がみられ(Potter IV型),羊水量の減少によって肺も低形成となり,児の予後は致命的となるが,子宮内での閉鎖解除によって予後の改善が期待される場合もある。
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