今月の臨床 計画妊娠—合併疾患への対応
感染症
13.肝炎
森山 郁子
1
,
一條 元彦
1
Ikuko Moriyama
1
,
Motohiko Ichijo
1
1奈良県立医科大学産婦人科学教室
pp.1271-1273
発行日 1991年11月10日
Published Date 1991/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900611
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近年,世界的レベルで肝炎ウイルス分離に関する激しい競争が行われて来たが,アメリカで,1989年にDNAのクローニングによる非A非B型肝炎ウイルスに密接に関連する抗原・抗体系が発見された1)。かつて知られていたA型肝炎,B型肝炎,非A非B型肝炎はC型肝炎(HC),δウイルス感染はD型肝炎(HD),水系あるいは伝染性に感染するあらたなウイルス肝炎はE型肝炎(HE)と分類されるようになり,1989年にHA,HB,HC,HD,HEの概念が生まれた。
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