今月の臨床 子宮筋腫—こんなときどうするか
筋腫の病態
17.続発性変化と悪性変化
利部 輝雄
1
Teruo Kagabu
1
1岩手医科大学医学部産婦人科学教室
pp.1176-1178
発行日 1991年10月10日
Published Date 1991/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900584
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子宮筋腫は,子宮に発生する平滑筋細胞からなる良性腫瘍であり,その発育は緩慢,膨張的,圧排性で,限局性の腫瘤を形成する。そのため,子宮筋腫の多くは無症状であり,たとえ症状が出現しても,その変化は緩慢である。しかし,続発性変化のあるものや合併症をみるときは,症状は激しく急性で,早急に対策が必要となる。そこで続発性変化の病態を中心に述べる。
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