今月の臨床 月経とその異常
月経異常—その鑑別と治療
32.月経異常の鑑別診断と治療のポイント
中居 光生
1
Mitsuo Nakai
1
1北里大学医学部産婦人科学教室
pp.470-471
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900392
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月経異常
正常月経周期には①規則周期性,②一定持続性(自然止血性),③無痛性,④ホルモン受容能,など顕在的潜在的な基準が背景にある。月経異常とは多くの場合,上記の平均的な月経像からの偏りを意味している。その際,特徴的なことは認められる自・他覚的臨床像は多様であるにもかかわらず,根底にある病態は卵胞の連続的な発育過程上の,障害の発生時期の差に帰することが出来るという共通性である。
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