今月の臨床 月経とその異常
月経異常と全身疾患
17.肥満と月経異常
池田 智明
1
,
森 憲正
1
Tomoaki Ikeda
1
1宮崎医科大学産婦人科学教室
pp.429-431
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900377
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肥満女性では無月経,稀発月経,無排卵性周期症や機能性子宮出血などの月経異常の頻度が高い。その頻度は施設により異なるが,婦人科における頻度は高い。当科における最近の頻度は68%であった1)。本稿では,月経異常の機序についてふれ,最近注目されている脂肪の体内分布の影響と減量の影響について述べることにした。
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