今月の臨床 月経とその異常
月経異常と全身疾患
14.全身疾患に及ぼす月経の影響—てんかん、頭痛(片頭痛)
竹宮 敏子
1
Toshiko Takemiya
1
1東京女子医科大学脳神経センター神経内科
pp.422-423
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900374
- 有料閲覧
- 文献概要
月経てんかんcatamenial epilepsy
昔から女性のてんかん患者では,月経周辺に発作が頻発することがよく知られており,月経てんかんと呼ばれている。
近年,月経てんかんにおける性ホルモンの役割が注目されるようになり,月経前と月経中に発作が増加する理由として,プロゲステロンの低下,エストロゲンとプロゲステロンの比の上昇が指摘されている(1976,Backstrom)。
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.