特集 片頭痛 病態の理解と薬物療法の最前線
併存症のある片頭痛へのアプローチ てんかん×片頭痛
森 仁
1
1大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院 脳神経内科
キーワード:
悪心
,
抗けいれん剤
,
頭痛
,
てんかん
,
てんかん-焦点
,
てんかん-ミオクローヌス
,
疲労
,
片頭痛
,
共存疾患
,
めまい感
,
てんかん-ミオクローヌス-若年性
,
ミトコンドリア病
,
眠気
Keyword:
Myoclonic Epilepsy, Juvenile
,
Anticonvulsants
,
Dizziness
,
Epilepsy
,
Epilepsies, Partial
,
Nausea
,
Headache
,
Migraine Disorders
,
Comorbidity
,
Sleepiness
,
Epilepsies, Myoclonic
,
Fatigue
,
Mitochondrial Diseases
pp.2811-2816
発行日 2021年7月5日
Published Date 2021/7/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021265892
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<Key Points>◎てんかんと片頭痛は、それぞれ別個に専門的に治療すべきである。◎てんかんの治療現場は大きく変化しており、てんかんを専門としない医療者向けの日本の教科書の内容から乖離している。◎てんかん診断の変化、新規抗てんかん薬の出現により、バルプロ酸やカルバマゼピンを新規にてんかん患者に対して導入する機会は減った。◎てんかん診療でのエビデンスの蓄積からは、バルプロ酸の長期使用については慎重にならざるを得ない。◎てんかん患者、片頭痛患者ともに、誰に相談したらよいかわからず、診療難民化している。
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