今月の臨床 月経とその異常
月経異常と全身疾患
13.全身疾患に及ぼす月経の影響—アレルギー疾患と喘息
足高 善彦
1
Yoshihiko Ashitaka
1
1神戸大学医学部産科婦人科学教室
pp.420-421
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900373
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喘息を合併する性成熟期婦人の3〜4割に月経に関連して症状悪化が見られ,アレルギー症婦人でも同様の傾向にある。これらの患者では正常排卵周期や黄体機能不全で悪化との相関が高く,無排卵周期症では薄いと言われ,女性ホルモンとの関連性が注目される。ここでは,これらの疾患が月経に与える影響について,現在の考え方の一端をまとめた。
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