今月の臨床 ―外来担当医として知っておきたい―婦人科腫瘍の卵巣機能・妊孕性温存療法
子宮頸がん編
広汎子宮全摘出術で卵巣温存はどこまで許容されるか
太田 剛
1
1山形大学医学部産婦人科
キーワード:
子宮頸がん
,
広汎子宮全摘出術
,
卵巣温存
,
ヘルスケア
Keyword:
子宮頸がん
,
広汎子宮全摘出術
,
卵巣温存
,
ヘルスケア
pp.776-782
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211326
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●広汎子宮全摘出術で卵巣温存を適応するには,卵巣転移のリスクを評価して安全性を担保する必要がある.
●50歳未満で子宮頸がんⅠB期の腺癌では卵巣温存を許容できる可能性がある.
●閉経前の患者に対する卵巣摘出は,健康障害が蓄積され,全生存率に悪影響を与える.
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