今月の臨床 子宮頸がん撲滅へ向けた戦略―ワクチンと検診の新たなトレンドは?
HPVワクチン
2価・4価HPVワクチンの効果
橋本 千明
1
,
重田 昌吾
1
,
島田 宗昭
1,2
1東北大学病院婦人科
2東北大学高等研究機構未来型医療創成センター
キーワード:
ヒトパピローマウイルス
,
HPV
,
ワクチン
,
2価・4価
,
子宮頸がん
Keyword:
ヒトパピローマウイルス
,
HPV
,
ワクチン
,
2価・4価
,
子宮頸がん
pp.490-494
発行日 2024年6月10日
Published Date 2024/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211273
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●2価・4価HPVワクチンの有効性に関しては11〜14年程度の持続効果が報告され,長期間の有効性が示されつつある.
●HPVワクチンの子宮頸がんに対する予防効果が海外で示されてきたが,本邦においても2023年に初めて報告された.
●2022年4月よりHPVワクチンの積極的接種勧奨が再開され,今後,ワクチン接種率の回復が期待される.
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