今月の臨床 子宮頸がん撲滅へ向けた戦略―ワクチンと検診の新たなトレンドは?
総論
子宮頸がんの発がん機序とその制御
川名 敬
1
1日本大学医学部産婦人科学系産婦人科学分野
キーワード:
ヒトパピローマウイルス
,
HPV
,
HPV発がんメカニズム
,
子宮頸がん
,
分子生物学
Keyword:
ヒトパピローマウイルス
,
HPV
,
HPV発がんメカニズム
,
子宮頸がん
,
分子生物学
pp.480-488
発行日 2024年6月10日
Published Date 2024/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211272
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●HPV感染をワクチンによって免疫学的に予防することが有効である.
●HPV感染からがん化へのメカニズムは解明されてきたが,HPVに対する宿主の免疫学的な個人差が発症や病変進行の差になる.
●HPV(予防)ワクチンの世界的普及を目指しつつ,第2の予防としてHPV治療ワクチンによるHPV感染制御も期待される.
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