今月の臨床 子宮頸がん撲滅へ向けた戦略―ワクチンと検診の新たなトレンドは?
総論
子宮頸がん撲滅に向けた取り組み―WHOはどこを目指しているか
永瀬 智
1
1山形大学医学部産婦人科
キーワード:
世界保健機関
,
WHO
,
子宮頸がんのない世界
,
HPVワクチン
Keyword:
世界保健機関
,
WHO
,
子宮頸がんのない世界
,
HPVワクチン
pp.468-472
発行日 2024年6月10日
Published Date 2024/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211270
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●「90%の少女が15歳までにHPVワクチンを接種し,70%の女性が35歳と45歳に検診を受け,90%の前がん病変・浸潤がん患者が適切な治療を受ける」ことが達成されれば,子宮頸がんのない世界が実現する.
●高接種率を達成している国の多くが,学校ベースの接種となっている.
●2019年時点,92か国でワクチン接種が国の予防接種プログラムとして導入されているが,地域不均衡は未解決である.
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