今月の臨床 AIがもたらす産婦人科医療の変革
婦人科腫瘍
子宮頸部病変のAI自動診断システムの開発
三好 愛
1
,
上田 豊
2
,
木村 正
2
1神田マタニティクリニック分院
2大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学
pp.1234-1238
発行日 2023年12月10日
Published Date 2023/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211113
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●AI自動画像診断の正診率は,正常/CIN1:76%,CIN2〜3/浸潤がん:70%,全体では72%程度であり,医師による診断と統合すると精度はさらに上昇する.
●AIシステムの開発によりCIN2からCIN3への進展予測や,組織採取すべき部位をヒートマップにより可視化することが可能になった.
●AI自動画像診断とHPV検査を併用することで,過疎地域や低医療資源国などでも子宮頸部病変の適切な管理を安定して供給できる可能性がある.
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