今月の臨床 産婦人科良性疾患に対する内視鏡手術の現在―新しいエビデンスとトレンド
婦人科
natural orifice transluminal endoscopic surgery(NOTES)の婦人科領域への応用―子宮摘出,付属器腫瘍,子宮筋腫など
五十嵐 敏雄
1
1帝京大学ちば総合医療センター産婦人科
pp.956-961
発行日 2023年10月10日
Published Date 2023/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211068
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●腟を利用する内視鏡手術vNOTESが婦人科領域で普及しつつある.
●vNOTESの適応症例は,子宮筋腫・子宮腺筋症などの子宮全摘,ダグラス窩の漿膜下筋腫摘出,卵巣囊腫摘出や付属器切除,卵管切除,骨盤臓器脱などである.
●安全なvNOTESのために,適応疾患の検討,術前の食止め,適切なvNOTES用器具の挿入,骨盤高位,腸ガーゼの利用,鉗子操作,斜視鏡のカメラワークなどが大切である.
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