今月の臨床 細菌叢から読み解く女性と子どものヘルスケア
周産期
腟内細菌叢と早産のトピック―細菌性腟症・Mycoplasma感染・Ureaplasma感染などへの抗菌薬またはラクトフェリンなどによる対応
大槻 克文
1
1昭和大学江東豊洲病院周産期センター
pp.697-703
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211018
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●腟内の常在菌ならびに病因菌は多岐にわたっており,早産発症までの病態を複雑にしている.
●細菌性腟症に対する抗菌薬使用以外の効果的な治療法として,プレバイオティクスやプロバイオティクスの使用が注目されている.
●早産のハイリスク因子として,MycoplasmaやUreaplasma感染,あるいはこれらと細菌性腟症との混合感染が早産リスクを上昇させている.
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