今月の臨床 早産─予防と対策
早産と細菌性腟症
大槻 克文
1
,
中山 健
1
,
岡井 崇
1
1昭和大学病院総合周産期母子医療センター産科部門
pp.735-739
発行日 2006年5月10日
Published Date 2006/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100127
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はじめに
細菌性腟症は後期の流産,早産と強く関連していると報告されている.しかしながら,因果関係を認めるものの,妊娠中の細菌性腟炎の管理方法についての一定の指標が存在しないのが現状である.ここでは早産予防の観点から,妊婦の細菌性腟症を取り巻く問題点と管理の必要性の有無,およびその方策の要点について述べる.
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