今月の臨床 細菌叢から読み解く女性と子どものヘルスケア
総論
細菌叢解析手法の進歩
増岡 弘晃
1
,
黒川 李奈
1
1理化学研究所生命医科学研究センターマイクロバイオーム研究チーム
pp.656-662
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211012
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●細菌叢研究は日進月歩で進められており,現在ではメタ16S解析やメタゲノム解析などさまざまな解析手法が選択できるようになった.
●近年では,長いリードが得られるロングリードNGSも登場し,菌株レベルでの菌叢解析や細菌染色体の完全長ゲノムの構築,ファージ・プラスミドゲノムの層別化なども可能となりつつある.
●細菌叢研究は発展途上の部分もいまだ多く,既存のデータベースに依存した解析だけでなく,de novoで解析する重要性が非常に高い.
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