今月の臨床 産科救急―意識障害と危機的出血の初期対応
後期分娩後異常出血への対応
後期分娩後異常出血の診断アルゴリズム
小畑 聡一朗
1
,
青木 茂
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター総合周産期母子医療センター
pp.509-513
発行日 2023年5月10日
Published Date 2023/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210987
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●後期分娩後異常出血ではカラードプラによる子宮内腔の血流評価を行い,病態を正確に把握することが重要である.
●子宮腔内に血流を認める場合には,子宮動脈仮性動脈瘤などが想定されるため安易な子宮操作を行わない.
●治療に難渋する場合には,先天性/後天性血液凝固能異常の可能性を考慮する.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.