増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第4章 生殖補助医療時代の一般不妊診療―検査や治療の意義と限界
男性不妊―検査
泌尿器科的診察・陰囊超音波・CT/MRI
大橋 正和
1
,
森田 伸也
2
,
高松 公晴
3
1荻窪病院泌尿器科
2慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室
3国際医療福祉大学三田病院泌尿器科
pp.250-254
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210682
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▶不妊原因の約半数が男性サイドに存在する.泌尿器科医による男性不妊治療で,①精液所見が改善しART→IUI→タイミングといった婦人科不妊治療の“step down”が可能となる症例や,②性行為が可能となり自然妊娠が可能となる症例が多々ある.男性サイドに問題がある場合は,泌尿器科男性不妊専門医に積極的に紹介してほしい.
▶男性不妊診療は,問診,身体診察,ホルモン採血,陰囊超音波,CT・MRIなどの多角的なアプローチにより行われる.
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