今月の臨床 妊娠初期の経過異常とその対処―流産・異所性妊娠・絨毛性疾患の診断と治療
流産
流産の診断
永昜 洋子
1
,
大道 正英
1
1大阪医科薬科大学産婦人科教室
pp.200-206
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210589
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●流産の診断は経時的な変化をとらえるために,複数回の診察で行う.
●診断には超音波検査が有用であり,必要に応じてパルスドプラやカラードプラを用いる.血中hCG値の計測は補助的診断となる.
●子宮内に胎囊を認めない場合,生化学的妊娠と異所性妊娠の鑑別のために血中hCG値の測定が推奨され,2,000mIU/mL未満では生化学的妊娠が多い.
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