今月の臨床 産科手術を極める(Ⅱ)―分娩時・産褥期の処置・手術
子宮内反症に対する修復術
田丸 俊輔
1
1埼玉医科大学病院産科・婦人科
pp.989-994
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210507
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●産褥期の子宮内反症は頻度は稀だが,強い腹痛や異常出血をきたして母体死亡の原因となりうる疾患であり,まずその可能性を疑うことが非常に重要である.
●子宮内反症では急速にショック状態となることが多く,同疾患を疑う場合,直ちに必要な人員を確保し,診断および治療と同時にショック状態への対応も行う必要がある.
●子宮内反症は,いったん整復されても再発する危険性があるため,治療後の十分な経過観察が必要である.
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