今月の臨床 産科手術を極める(Ⅱ)―分娩時・産褥期の処置・手術
子宮収縮不全に対する外科的処置―子宮全摘術を含めて
松崎 慎哉
1,2
1大阪大学産科学婦人科学教室
2大阪国際がんセンター婦人科
pp.995-1002
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210508
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●子宮温存を目的とした外科的処置としては,子宮圧迫止血縫合,もしくは子宮内バルーンの留置のいずれかの方法を習得しておくのが望ましい.
●外科的止血法として産褥子宮全摘術は習得しておきたい手技である.
●子宮収縮不全に対する子宮全摘術では腟上部切断術で十分であり,子宮頸部の摘除は必須ではない.
*本論文中,[▶動画]マークのある図につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年9月末まで).
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