今月の臨床 産科手術を極める(Ⅰ)―妊娠中の処置・手術
胎児輸血の適応と手法
小澤 克典
1
,
和田 誠司
1
,
左合 治彦
1
1国立成育医療研究センター胎児診療科
pp.883-889
発行日 2021年9月10日
Published Date 2021/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210486
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●胎児輸血は,母児間血液型不適合,パルボウイルスB19感染などによる重症胎児貧血に対する胎児治療である.
●胎児輸血の前に血液製剤の準備,投与経路の選択,超音波診断装置の設定,輸血量の計算などをしておく必要がある.
●臍帯穿刺の手技は慣れが必要である.
●胎児輸血には合併症が発生することがあるため,事前の説明と準備が必要である.
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