増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
周産期
分娩時の処置・手術
羊水注入を行うにあたっての患者説明
岩垣 重紀
1
,
高橋 雄一郎
1
1岐阜県総合医療センター胎児診療科・産科
pp.76-81
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210299
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必ず説明しておくべきこと
◆臍帯圧迫による胎児の低酸素ストレスが疑われる状況であり,この状況が持続すると児の状態が悪化し,帝王切開が必要となる可能性が上昇する.
◆羊水注入を行った場合,行わなかった場合と比較して帝王切開の確率は約6割に減らすことができる.
◆母体に有害事象が発生したという報告はあるが,羊水注入との因果関係は示されておらず,頻度としても稀である.
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