増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
周産期
妊娠中の産科処置
羊水除去を行うにあたっての患者説明
吉田 志朗
1
1長野県立こども病院総合周産期母子医療センター産科
pp.72-75
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210298
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必ず説明しておくべきこと
◆羊水過多に伴う圧迫症状や切迫早産の治療,分娩時の微弱陣痛や弛緩出血・臍帯脱出のリスク低減法として,羊水除去が有効である.
◆羊水過多の原因によっては,分娩までに複数回の羊水除去を要する場合がある.
◆羊水除去の合併症として,出血,子宮内感染,前期破水,常位胎盤早期剝離,胎児や臍帯の損傷,胎児徐脈などがある.
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