今月の臨床 女性のライフステージごとのホルモン療法―この1冊ですべてを網羅する
月経異常・不妊
子宮内膜症
森 泰輔
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科女性生涯医科学
pp.339-345
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210272
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●子宮内膜症の主な治療対象は,疼痛,不妊,卵巣子宮内膜症性囊胞に大別されるが,このうち2項目以上を有しているケースも多くみられる.
●子宮内膜症に関連する疼痛に対しては,NSAIDsなどによる対症療法やOC/LEP,プロゲスチン製剤,GnRHアゴニストなどによるホルモン療法が選択される.
●それぞれの症状に応じて,ホルモン療法,手術療法,不妊治療,あるいは経過観察から患者個々に適した治療方針を立案すべきである.
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