今月の臨床 妊娠・分娩時の薬物治療―最新の使い方は? 留意点は?
妊娠中・分娩後の抗凝固療法―ヘパリン製剤・ワルファリンをどう使うか
牧野 真太郎
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院産婦人科
pp.194-198
発行日 2021年3月10日
Published Date 2021/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210248
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●DVTおよびPTEは産科領域における重篤な疾患で,まずは予防が重要である.また,妊娠自体がDVTやPTEのリスク因子であることを理解する.
●妊娠中の抗凝固療法は未分画ヘパリンが基本となる.リスク分類を行い,適切な抗凝固療法を実行する.
●産後,特に帝王切開後の抗凝固療法の重要性を理解する.ワルファリンは母乳に移行しないため授乳中の投与は安全である.
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