今月の臨床 外来でみる子宮内膜症診療―患者特性に応じた管理・投薬のコツ
ライフステージに応じた患者への対応
閉経前後の子宮内膜症患者にはどう対応するか?
北島 道夫
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科産科婦人科学分野
pp.595-601
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210084
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●40歳以降に診断される子宮内膜症は稀でなく,性成熟期から引き続き薬物療法が必要な例も少なくないが,周閉経期の女性特有の徴候を考慮した対応が必要である.
●手術療法あるいは長期の内分泌療法を適用する場合は,症例ごとにリスクとベネフィットを勘案して副作用の少ない治療法・薬剤を選択する.
●子宮内膜症既往のある女性にホルモン補充療法を適用する場合は,連続投与によるエストロゲン・プロゲスチン併用療法を考慮する.
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