今月の臨床 外来でみる子宮内膜症診療―患者特性に応じた管理・投薬のコツ
保存的治療の限界と注意点
卵巣チョコレート囊胞のがん化と早期診断
松村 謙臣
1
,
村上 幸祐
1
1近畿大学医学部産科婦人科学教室
pp.603-612
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210085
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●これまで報告されてきた「卵巣チョコレート囊胞のがん化」の多くは,囊胞のフォロー開始時から卵巣がんであった症例であると考えられる.
●正所性子宮内膜の遺伝子変異が内膜症関連卵巣がんの原因として注目されつつある.
●子宮内膜症の悪性化を念頭においた管理は勧められない.
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