増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
産科編
Ⅴ.産褥期の異常
マタニティブルーズ・産後うつ病
武藤 仁志
1
,
竹内 崇
1
1東京医科歯科大学精神科
pp.336-339
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210047
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処方のポイント
◆マタニティブルーズは2週間以内に自然に消退し,薬物治療は要しない.
◆軽症の産後うつ病へは対症的な薬物療法にとどめる.中等症以上の産後うつ病については,一般のうつ病治療に準じてSSRIなどの抗うつ薬治療を,十分量・十分期間試みる.
◆双極性感情障害に伴ううつ病や産褥精神病については非定型抗精神病薬や気分安定薬を用いるが,専門医による薬剤調整が望ましい.
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